2023年3月のブログで不妊治療を休むと書きましたが、それから月日が経ち
転院して治療を再開しました!
今回は空白の7か月間を振り返りつつ、現状をお話していきます。
不妊治療お休み宣言をしたブログはこちら☟
2023年5月下旬に不妊治療の病院を転院
休む宣言をした2023年3月下旬。
妊娠できないというプレッシャーを感じていたため精神的にはかなり落ち込んでいて
投げやりになっていた部分もありましたが、
何もせずただただ時間が過ぎるのを待つという選択は取りたくなくて
転院先の病院を何となく探す作業をしていました。
転院する理由は、医師とのやり取りがスムーズにいかなかったり、待ち時間が長かったりなど
私が希望する治療の進み具合と、病院の方向性が少しずつずれていることも含まれます。
そして、その他の転院する最大の理由は、引っ越しです⌂
物理的に今まで通っていたクリニックに通えなくなる場所に引っ越したので、引っ越し先から通える病院はあるか眺めていました。
実は、仕事も始めました。私たち夫婦の環境もこの7か月間で変わった部分があります🌟
病院に不信感を持ち始めていたので、転院は気分転換にもなり私には良い機会だったと今では思います。
今回の転院では、Googleの口コミと病院のホームページを入念に確認しました。
口コミって、特に病院関係は悪い部分しか書かれないことが多いように感じますが、
転院先はというと良い部分も多く書かれていて、サクラではなさそうですし口コミを信用してみようと思いました。
あとは、高度不妊治療を行っているかどうか。
タイミング法と人工授精で空振りだったので、転院先では体外受精や顕微授精を視野に入れなければと
転院する前から覚悟していました。
それと、仕事を始めたので以前の病院のように予約制ではなく来院した順番で
何時間も待合室で待機することは難しくなります。
午前中の受診も気軽にできなくなるので、仕事終わりに受診することができる病院を探しました。
ただ、以前住んでいた場所よりカントリーサイドに引っ越してきたため
病院の数も少なく、最終受付が午後5時の病院が多くて焦ったのを覚えています💦
その中でも1つだけ午後7時まで受け付けてくれるクリニックを探し当てられて、
しかも口コミも良かったので、
早速予約電話を4月にかけて、5月下旬の予約をとりました。
不妊治療の初診で「体外受精しましょう!」と医師から助言を受ける
2023年5月下旬、
受診前は「どんな先生かな。治療はどんな感じで進むのかな」なんて考えてドキドキしましたが、
院内に入った瞬間、「ここで授かるんだろうなぁ」と感じるようなプラスのパワーを感じた気がしました。
院内はとても清潔で、モニターに受付番号が映し出されて診察室へ向かうようなかたちが取られていました。
前の病院は名前で呼ばれていたため、とても新鮮な気持ちです。
そして、初めて内診し診察室で今後について説明がありました。
内診した結果、大きな問題は無さそうでエコーで見る限り卵子もつくられている、と。
転院前の病院ではAMH値を測っていないため、今日はAMH値を測り
その他の感染症や子宮頸がん検診を行いましょうとのことでした。
ここまでの流れは想定内でしたが、
医師から
「人工授精6回もして授からないし、人工授精を今後続けても結果は上がらないから
体外受精を始めましょうか!どうでしょう?」
と提案されました。
私としては、「あれ!?この病院でも2回ぐらい人工授精を試してから体外受精にステップアップすると思ってたよ!展開についていけん!」
と、自分のことなのに先生の潔い決断に多少うろたえましたが、
答えはもちろん
体外受精でお願いします!!
の一択でした。
まさか初診でステップアップの提案をされるとは思わなかったので、
「やっぱり自分って自然妊娠できないんだなぁ🌀」と往生際が悪いですがそんなことを考えつつ
「ついに授かれるのかなぁ🌸」と前向きな気持ちも芽生えました。
初診の受診料は性感染症検査等の保険外もあり高めの20,900円でした。
AMHの結果について
6月にAMHの結果を聞くために受診しました。
AMHの数値は年齢が上がるにつれて下がっていくようです。
- 28歳でのAMHの中央値は 4.69
- 35歳でのAMHの中央値は 2.62
- 40歳でのAMHの中央値は 1.47
と、どんどんどんどん下がるんですね。
ただ、中央値のためもっと低いひともいれば高い人もいる。
私の数値はというと、35歳で 3.94 だったので、中央値よりも高く
身体に残る卵子が少なくはないのかなと思いました。
ただ、AMHの数値もまぁまぁ良いのになぜ妊娠できないんだろう・・・という疑問が渦巻きました🌀が、前を向いていこうと思います。
採卵前のホルモン注射漬けの毎日と頻繁に受診しなければならない大変さについて
その後、7月は1か月間受診をお休みして
8月から採卵のために
- プレマリン錠内服
- ノアルテン錠内服
- ゴナールエフ皮下注射(自己注射)
- クロミッド錠内服
- ガニレスト皮下注射(自己注射)
- ブセレリン点鼻薬
6種類の薬を時期により変えたり量を調節したりしながら飲んだり打ったりしました。
人工授精の時にもゴナールエフ皮下注を打っていましたが、今回は注入する量が全くことなりました。
最初は225単位でしたが、卵胞の発育がゆっくりだったらしく後半は450単位を打つ日々。
あっという間にゴナールエフ皮下注ペンがなくなりました。
自己注射は慣れるまで痛い部分に刺してしまうことがあったり、
皮下出血し青あざになったりと色々とありました。
採卵数日前から便秘と痔に苦しめられる
自己注射も辛かったのですが、私が最も苦しめられたのは便秘!
もうそろそろ採卵だ!とドキドキが高鳴る中、
自分自身ではこんなに多くホルモンを分泌できません!ってくらいの量を投与していたせいか何なのかはわかりませんが、
人生初の便秘となりました💩
毎日多いと3回は便意を催す私…。(汚い話でごめんなさい。)
便秘になり4日出ない時には初めて浣腸を使いましたが、
血圧が下がり顔面蒼白、呼吸は荒く冷や汗ダラダラで意識がぶっ飛ぶと思いました😿
そんな頑固な便秘でしたが、こちらは出すのに必死です。
その必死さが裏目に出て痔が再発…。
我慢してデスクワークをしていたら、うっ血したのか痔は大きくなるばかりで
痛くて痛くて普通に歩けないほど悪化してしまいました。
文章に起こすと笑い話ですが、その当時は辛くて受診し軟膏をもらうまでとなりました。
妊娠、出産って母体に危機が伴うんだなぁと改めて感じた出来事でした(;´Д`)
採卵日確定のために月4度の受診
私の身体的な大変さは便秘と痔が発生しましたが、
もう一つ大変だったのが受診のためのスケジュール調整でした。
採卵日を決めるために9月だけで4度も受診しなければなりませんでした。
(採卵日を含めれば月5回の受診です)
受診が土曜になることが一度ありましたが、残り3日は平日の受診です。
この月は運よく今のように仕事が立て込んでいなかったため、
時間給をいただき受診することがなんとかできましたが
今のように突発的に忙しくなった場合、立て続けに受診することは難しかっただろうなと振り返ります。
話は少しそれますが、
不妊治療は頻繁に受診する必要がどうしてもあります。
そのため、会社員からパートさんに転職する女性が多いんだと思いますが、
不妊治療か仕事かを選ばなきゃいけないって、なんだか少し悔しいんですよね。
私だけかな。
できればどちらも選択肢に入れて、どちらも続けていきたい。
そう思う女性が多いと思う。だって、仕事も今まで頑張ってきたし容易く退職なんてしたくない。
続けることができるなら続けたい。
私はもう去年の退職時のような悔しさは味わいたくないし、子どもを育てながら仕事を続ける状況を私は味わいたいと思っちゃう。
わがままなのかもしれないけど…。
今回私は受診できたのでラッキーでしたが、
子どもを望む女性がもっともっと受診しやすくてお仕事も続けられる環境が日本に浸透してくれることを心から願うばかりです。
ついに採卵日を迎える 採卵数と胚盤胞凍結の結果について
麻酔が効いていた中での採卵はあっという間だった
採卵日は9時までにクリニックに到着し、9:15から一人目の患者さんの採卵がスタートする流れでした。
私は3番目だったので、10:30頃からの採卵となったと記憶しています。
不妊治療をしている方のYouTubeやブログを見ると、
局所麻酔だったから採卵中や採卵後もは違和感とか痛みがあった!
という投稿をよく目にしていましたが
私が通うクリニックでは静脈麻酔のため手術室には自力で歩きますが名前と診察番号を確認され
手術台に上がるとあっという間に麻酔が投与され眠りについてしまいました。
気が付いたらリカバリー室に運ばれていて横になっていた状態で、
「あれ?終わってる」という状況でした。
帰宅しても痛みや違和感はそこまで感じませんでしたが、
麻酔のせいかぼーっとしたような状態が続いたので帰宅後は寝ていました。
採卵中、採卵後の身体の状態は人それぞれかと思いますが、
採卵日だけれも1日お休みした方が身体にも良いかと思います🌸
採卵できた卵子と、胚盤胞凍結できた受精卵の数とグレード
採卵準備のためにホルモン注射を行い、便秘やら痔やら色々とありましたが、
無事採卵ができました。
採卵後に診察室で採卵できた卵子の数を聞いたのですが、なんと
33個という驚きの結果となりました。
医師からは採卵前の診察で「あなたは多くとれそうだね」と言われていましたが
まさかここまでとは…!自分でも驚きです。
ただ、全てが受精し育ってくれるわけではないようなので、
培養の結果を待ちました。
採卵が9月下旬で、培養結果は6日後にメールでお知らせがあったのですが、
胚盤胞凍結結果は
なんと16個!
メールが届いた2日後に受診し、医師の話を伺いました。
培養日数5日目のグレードは
- 4AA 1つ
- 4AB 6つ
- 4BB 3つ
- 4BC 2つ
- 3AB 1つ
培養日数6日目のグレードは
- 4BA 1つ
- 4BB 2つ
でした。
グレードについての参考です☟
医師曰く、採卵できた卵子の数も多いし、杯盤凍結できた受精卵も他の方より多かったようです。
それを聞いて、ようやくちょっとホッとできたような気がします。
採卵費用について
気になる採卵の料金についてですが、私の場合は保険適応で
57,600円 でした!
この料金は、病院によって全く異なりますが、私のクリニックでも採卵数により金額は変わってくるようなので、あくまでも一例として見ていただけると幸いです。
採卵後の今の状況
今は、採卵も終わり便秘も痔も治まり(笑)普段通り生活をしている状況です。
仕事も忙しく珍しく10月は残業が多く、次の移植のことを考える時間が少なくて、
今私にできることをコツコツ続けている感じですかね。
移植日を決めるため採卵後は一度だけ受診する必要がありましたが、大きな負担ではなかったです。
採卵後の薬は
- エストラーナテープ0.72㎎(太ももに貼る)
- ルトラール錠服薬
の2つです。
移植は10月末。
どうなるのか。
期待してはいけないですが、ちょっとの期待と希望が出ちゃいますよね。
転院をしてあっという間にここまで来たように感じますが、
去年病院の門を叩いてからは長かったなぁ。
何度泣いて人と比べて自分は劣っていると思ったか。
今でももちろん劣等感を感じることはありますが、
前を向いていこうというポジティブな気持ちを持ち、できることをコツコツしていきます🌟