「赤ちゃんがほしいけど、クリニックに通うか悩む…」
このようなモヤモヤを抱えていませんか?
私は、2022年春から本格的に不妊治療を始めることを決心しましたが、この結論に至るまで治療するかしないかとても戸惑っていた時期があります。
きっと、治療が始まり月日が流れると、今まで抱いていた気持ちが少しずつ薄れていくんじゃないかなと思うので、
今回は不妊治療よりも優先順位が高かった仕事についてと、不妊治療専門クリニックへ受診するきっかけについてお話します。
※⚠①※ この記事は、私のように不妊治療に一歩踏み出せない方へ「悩んでいるのはあなただけじゃなく、ここにもいますよ」という意味も込めて書きました。踏み出せない理由は、人それぞれあると思うので、あくまで私たちのパターンとして読んでください🌼
※⚠②※ 退職を促すようなブログを書きたいわけではないです。私は仕事と家庭の両立がこの記事を書いたときには困難だったなぁという気持ちを綴っています。
妊活やプライベートよりも仕事を優先した日々
妊活すればすぐに妊娠できると思っていた
冒頭で2022年から本格的に不妊治療を開始すると書きましたが、
実は2021年 の初めに大学病院の不妊治療外来へ受診したことがあります。
その際は、大学病院へ行き血液検査を行い医師から
「3か月、タイミングをとって再受診してください」というような話をされました。
その頃の私は受診したくせに『ほしいと思ったタイミングで子どもは授かれる』という魔法に掛けられていたということと、
その当時、「コロナ業務を行っていてとても多忙でタイミングはとれなかった」という言い訳を3か月後の受診で伝えたと記憶しています。
じゃあ何で受診したんだよ!本気じゃないじゃんって医師からすれば突っ込みどころ満載ですよね😓
すると先生からは「まだ若いから今後、数回で妊娠できると思う」という甘い言葉におだてられ、安心しきっていました。
そして、採血結果から『自然妊娠できるぞ!私たちなら大丈夫!!』と自然妊娠に対しよくわからない闘志を燃やし、それ以上定期通院するのを辞めてしまいました。
受診しなかった理由は、
どこからともなく湧く上記の確固たる自信と、
病院が平日の午前中しか開いていなかったため、「受診よりも仕事優先」という悪いクセが出てしまったこと、
医師が毎回異なり、こちらの意見を伝えにくいと感じたためもありました。
今思えば、他の病院を受診するとか手立てはあったんじゃないかなー…と思うのですが、
コロナ業務で連日深夜に帰宅したり、ほぼ毎年プリセプターを任されていたりと、具体的に家族について考える余裕すらなかったんだろうなと思います。
あとは数年妊娠できないのに、『私の身体は妊娠しにくい体質』という現実を受け止めたくなかったですね。
よく分かりませんが、意地みたいな…
私が妊娠できないわけないみたいな、意地があったんだと思います。
そんなのいらないのにね。
日本では、不妊を心配したことがある夫婦は35.0%で、夫婦全体の約2.9組に1組の割合になります。また、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)夫婦は18.2%で、夫婦全体の約5.5組に1組の割合になります。
不妊治療と仕事との両立サポートハンドバック~不妊治療を受ける方と職場で支える上司、同僚の皆さんのために~厚生労働省
上記の引用内容は2015年時点のものです。
不妊検査や治療を受けたことのある夫婦が全体の約5.5組に1組の割合なら、
2022年現在の検査・治療割合はもっと上がっているかもしれませんね。
職場の雰囲気から『一人前になるまで妊娠しちゃダメ』というマイルールに縛られる
自己紹介にも書きましたが、私は20代半ばに看護大学に入学しました。
自己紹介の記事はこちら☟
そのため、保健師として仕事を始めたのがアラサー。
30歳前後の同い年の子たちは1人目・2人目を妊娠・出産する方が大半ですが
私は結構苦労して勉強してとった資格で、就活もかなり辛かったので、職場では仕事を優先しなくちゃ!と意気込み
自分自身が妊娠・出産・育児するという想像が去年まではできませんでした。
というのも、少しずつ仕事を覚えて主で仕事ができることが純粋に楽しかったですし、
頼られるようになりとても嬉しかったです。
あとは、職場の雰囲気も関係していますかね。
入庁して数か月後、仕事の予定が入っていましたが朝に立っていられないくらいの貧血に見舞われ、初めて仕事を休みました。
申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、
職場で「かいまるさん、妊娠しちゃったんじゃない?笑」と
噂する方がいるというのを聞きもの凄く悲しかったし、怒りのような感情も芽生えました。
怒りの理由は、仕事を覚えたいと脇目も降らずに前を向いていたときにこの噂を聞いてしまい、
「なぜそんなこと言われなきゃいけないの…こんなに仕事と向き合っているのに」という感情でしたね。
と同時に、「一人前になるまで妊娠しちゃいけない」とマイルールを作ってしまい、
『仕事する上で妊娠はキャリアを傷つけるもの』とインプットされてしまいました。
それからは、とにかく仕事を第一優先とした数年間を過ごしました。
まさに、全力投球していたと思います⚾
【治療のきっかけ】生理が1週間以上遅れたことで感じた温かい気持ちと絶望 真剣に不妊治療をすると決心
初めて感じる「赤ちゃんができたかも」という温かい気持ちと、冷たい現実と向き合う
2021年の冬だったと思いますが、初めて生理が1週間も遅れたサイクルがありました。
私の場合はほぼ乱れることなく同じサイクルで生理が始まるので、
1週間生理が遅れた=赤ちゃんがきてくれた!!
と、何とも言えない温かい気持ちになりました。
それまで仕事優先だった私が、まさかこのような感情を抱くとは思いもしなかったため、最初は自分自身に戸惑いましたが、
とにかく嬉しくて嬉しくて、妊娠していると信じて疑わなかったです。
そのため、主人のまめ太郎にどうやって報告しよう♪とか、
10か月後の予定日は…♪なんて考えてスケジュール帳にメモをしましたし、
まめ太郎にサプライズ報告するため、お休みをいただき一人ベビーコーナーへ行き、ベビー服を購入しました。
そして、「明日妊娠検査薬を試してみよう!」と購入し帰宅した翌日、
生理が始まってしまいました。
何で?
どうして?
赤ちゃんは?
私、一人で舞い上がってバカみたい
報告用にベビー服なんか買って何がしたかったんだろう
楽しみが一気にはじけて虚無感に襲われると同時に、不妊治療と今度は真剣に向き合おうと心が決まりました。
大学病院へ再受診するがちょっとした手違いが気になり病院を信用できなくなる
主人のまめ太郎に泣きながらその時の私の気持ちを打ち明けたことを覚えています。
そして、再度不妊治療に通おうか、2021年に通った病院でよいのか悩んでいることも伝えると、
治療も大切だけど、体質の改善も重要ではと一緒に悩んでくれました。
その後、一度受診した病院に予約を取ろうと夫婦で話がまとまり、
2021年に受診した病院に予約を取り、受付の方に電話で「ご主人と来ますか?」と質問いただいたため、
夫婦そろって一緒に話を聞いた方が2人の考えがブレにくいのではないかと思い、夫婦で受診することにしました。
病院は混んでいて数か月待ちだったため、受診まで体質改善やサプリを飲んだり、基礎体温を計り始めました。
月日は流れ、受診当日。
期待と緊張を抱え受診しました。
夫婦2人で受診すると、「コロナのため夫婦での受診はお断りしていて…」と待合室で助産師さんか看護師さんに言われてしまいました。
何やら受付さんからの情報が漏れていたようです。
ごくごく小さなことですが、その時の私には悪く響いてしまい、医師の話を聞いた後再受診の予約は取りませんでした。
(2021年に受診した際の医師よりも話しやすそうだったんですけどね…)
数か月待った再受診でしたが、何ともあっけなく振り出しに戻ってしまいました。
感情が大きく揺さぶられた数か月でしたね。情緒不安定でした(;’∀’)
さいごに
読んでくださってありがとうございます。
今回は、不妊治療に踏み切るまでの葛藤を書きました。
正社員や契約社員などの立場は関係なく、仕事で一定の責任を感じている人が陥りやすい心の変化だと思います。
そんなときに信頼し相談できる上司が職場に一人でもいればどれだけ心が軽やかになり、
仕事と治療を前向きに捉えられるだろうなぁ~。
その後の病院探しと予約や退職を決断した話についてはこちらをどうぞ☟