「不妊治療が保険適応後の治療費ってどのくらいかかるの?」
皆さん、治療費のこと知りたくないですか?
私は保険適応前に不妊治療をしっかり受けたことがないので比較できませんが、
今回は半年間でかかった不妊治療費と治療経過をまとめたのでご紹介します。
検査で判明した不妊原因はこちら☟
半年間の不妊治療経過 タイミング法2周期 人工授精4周期について
夫婦によって、治療方針やスピード感は異なります。
私たち夫婦はというと、私は高齢出産に突入する年齢だし、同年代の友人には1~2周期で自然妊娠できているのを見ていたためか
私の気持ちとしては、
「早く子どもを授かりたい!そのためだったら何でもする!」
と少し焦り気味で2か所目のクリニックの門をくぐっています。
一方、まめ太郎は「焦ってもダメだよ、気長に行こう」と私の気持ちとは真逆でした。
最初はまめ太郎ののんきさに多少、ムッ(-“-)っとしましたが、今はそののんびりとかまえる雰囲気に助けられています。
全ての検査結果が出るまで2度のタイミング法を実施
治療に入る前に私たち夫婦の何が原因で不妊になっているのかを明らかにするため、
子宮卵管造影やヒューナーテスト、抗体検査等たくさんの検査を行いました。
一日でできればよいのですが、生理に合わせて行う検査もあったりして、全ての検査結果が出るのは約2か月かかりました。
そのため、その2か月間はタイミング法を実施しました。
タイミング法は排卵するタイミングを見計らうのですが、下記の方法で排卵を予測します。
クリニックでは経腟超音波エコーを使って卵胞の成長具合を確認しながら、排卵日を予測します。
一般的に月経周期3日目の卵巣では直径2㎜~5㎜程度の卵胞が確認されます。月経初日から数えて8日目には卵胞の大きさは10㎜になります。
1日1.5〜2㎜ずつ卵胞のサイズが大きくなり、排卵日前日には卵胞の大きさは20㎜前後になると言われています。
これらの数値をもとに、いつ排卵するかを予測していきます。
排卵確認をクリニックでしてもらう場合の流れと注意点 婦人科ラボ
だいたいですが、「生理開始の10日~12日目に受診してね」と指示があるため受診すると、
先生がエコーを見ながら「あと何日後に排卵しそうだから、この日にタイミングをとってください」と教えてくれます。
受診前に自分たちでタイミングを試みていたときには、アプリのラルーンを使い排卵日を確認していました。
生理開始から終了までを入れるだけで、だいたいの排卵日を予測してくれるためずぼらな私には使いやすかったです。
私の場合、タイミング法をとった2回とも先生に教えてもらった排卵日と、アプリで確認した排卵日は一緒でした。
さてさて、受診後、排卵日を予測しつつタイミング法を2度試みましたが、結果は陰性!
超音波で見てもらい、排卵日にタイミングを合わせても赤ちゃんができないってことは…やっぱり何か問題があるのか~と実感しました。
人工授精(AIH)に切り替え!セキソビット錠とHCG注射で排卵を誘発するが…
2度のタイミング法を行いましたが、結果は陰性。
その結果を見て先生から「次回から人工授精にしましょう」と指摘がありました。
その時の私は「人工授精をするならすぐに妊娠できるでしょ~!」とワクワクしていましたね(*’▽’)
私は排卵障害があるため、人工授精を行う周期から排卵誘発剤を服薬することになりました。
通院するクリニックでは、内服薬はセキソビット錠とクロミッド錠の2つがあるようです。
セキソビット錠の方が身体への負担が少ないとのことで、1周期目からはセキソビット錠を服薬し卵胞の状態を検査することになりました。
あとは、黄体機能不全の治療として、黄体の働きを促すホルモン剤であるHCG注射を人工授精日と人工授精日から3~4日後に打ちに行きます。
さて、初の人工授精ですが、感想は「あっという間だったな」です(‘ω’)
精子洗浄濃縮法に1時間かかるため、時間はかかるものの台に上がって処置終了まで5分もかからずあっさり終了🌟
あとは、2日間抗生物質を飲み、HCG注射を打つだけでいつも通り生活できます。
ただ、私の場合はセキソビット錠を飲むと卵胞の育ちがかなりゆっくりになることがあったり、生理予定日の5日~7日前から不正出血が続くこともありました。
最初は、着床出血?!とドキドキしていましたが、毎回続くので薬が合わないんだな…と諦めムードが漂うように…。
卵胞の育ちがゆっくりなため、排卵日を確定するために超音波検査をする度に「もう排卵してしまったかもしれないので、血液検査しましょう」ということが1周期で何度もありました。
血液検査で黄体ホルモンと黄体形成ホルモンを見るのですが、
排卵前の黄体ホルモンの値が0.2ng/ml、
黄体形成ホルモンの値が3.1~6.1mIU/mlでした。
黄体機能不全なだけあって、特に黄体ホルモンの値が少なさそうですよね(;・∀・)
セキソビット錠を服薬し、人工授精を3度行いましたが、結果は陰性。
うーん、難しいものですね…ただ、3回目の内服にして、人生で多分初めての排卵痛を感じ、「これが排卵痛かぁ~!」なんて感想をまめ太郎に実況していました。
さてさて、先生からはお薬を変えようと提案されました。
クロミッド錠に薬を変更し、卵胞の育ちを確認 人工授精できるのかドキドキ・ワクワク
さて、セキソビット錠からクロミッド錠に変更するのですが、ここでクロミッド錠が持つ力を少し説明します。
クロミッド錠もセキソビット錠と変わらず、排卵を誘発する効果があるのですが、副作用として多胎妊娠になる可能性があるようです。
というのも、薬の影響で卵胞が1つ以上つくられやすくなるんだとか。
クリニックでは、3つ以上卵胞ができ、排卵しそうであれば人工授精を中止すると説明を受けました。
他にも、クロミッド錠には卵巣過剰刺激症候群など重度の副作用を起こす場合もあるため、
不妊治療だけでなく薬が処方されるたびに、薬の作用・副作用は調べておいた方が万が一症状が出たときに冷静に対処できるかもしれません。
その後、生理5日目から5日間、夕食後にクロミッド錠を飲みました。
副作用である気分の落ち込みが少しあったように感じます(まめ太郎に少し当たりました笑)。
あと、季節の変わり目だったせいか体調を崩してしまい、あまりよいコンディションではなかったですねぇ( ;∀;)
そして、ドキドキの卵胞が育っているかの確認日です。
結果は…
右卵巣に3つ
左卵巣に2つ
合計5つも卵胞が育っていました~~~!!💦
先生に「これじゃ5つ子になる可能性があるので、人工授精は中止」と言われてしまいましたよ、トホホ
一番大きいもので29㎜、次が20㎜にも育っていそうだったので、少し残念でしたがセキソビット錠の効果を感じられなかった私は案外冷静に「こんなに育ってくれてありがとう✮」と前向きです。
なかなか思い通りになりませんが、次回もクロミッド錠で行きたいと思います。
そのために体調を整えるぞー!
保険適応後の人工授精等の治療費について
保険適応後、おおよその治療費です。
ヒューナーテスト+超音波検査
3,300円
クラミジア検査・甲状腺検査+超音波検査
7120円
下垂体前葉負荷テスト
11,330円
子宮卵管造影検査+超音波検査
10,160円
精液検査
4,780円
HCG注射
830円
セキソビット錠
820円
人工授精
8,180円
クロミッド錠+受診料
1,520円
などなど
上記を含め約半年の通院合計金額は
約125,000円
でした。
私たち夫婦は共働きでしたが、治療が全額自己負担ということが経済的に負担で治療に踏み込めなかった部分もあります。
なので、2022年4月から保険適応になり治療を行えることに凄く感謝しています。