「看護学校に通いたいけど、学費が高くて進学するか悩む…」
と、進路を決める上で学費は一つの重要なポイントに入る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は学校を選ぶ条件の一つに学費は入っていました。
なんせ、再度入学したのを決めたのは私自身なので、
自分で学費や生活費等を支払うのは当たり前。学費はとてもシビアな問題でした。
そこで、今回は看護学科の私大・国公立大学、専門学校の学費はいったいいくら差があるのか気になり、
社会人入試を実施する学校の初年度総額費用を調べてみました🌟
今回は晶文社が発行する看護・医療大学受験案内2021と、各大学のホームページ、文科省のHPを参考にしました。
このブログだけを参考に今後の入試を考えるのではなく、必ず受験案内の参考書を手にしたり、資料請求してくださいね。
看護学校の大学・短大・専門の特徴をまとめた記事はこちら☟
私立大学・専門学校の学費を比較した記事もあります。
参考にどうぞ☟
初年度総額費用とは何か
今回は、各学校の初年度総額費用を調べたのですが、そもそも初年度総額費とはなんでしょう?
初年度総額費用とは、入学金+1年間の授業料(+その他諸費)を示しています。
その他諸費をカッコ書きした理由は、学校により初年度総額費に含まれない場合もあり別途かかるようなので、
入学希望の学校がどうか、調べることが大切ですね。
初年度総額費用とは別に看護学校では
- ユニフォーム
- 大量の参考書
- 聴診器
- 実習場所への交通費
- 昼食代
- 生活費
などが掛かります。
特に、1年目に購入しなければならない参考書の量は半端じゃない💦ので、金額も数万円とお高く感じますが、必要不可欠となります。
国立大学で4年間に掛かる学費はいくらか
それでは、社会人入試を実施している看護学部・看護学科が置かれる国立大学から見ていきましょう。
国立大学の初年度総額費用は
81万7800円の大学が殆どです。
内訳は授業料が53万5800円、入学金が28万2000円です。
国立大学は標準額を文科省が設けているため入学金・授業料はほぼ同額のようです。
国立大学の授業料、入学料及び検定料については、「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令(平成十六年文部科学省令第十六号)」に定める「標準額」を踏まえつつ、各国立大学法人が「一定の範囲内」で、それぞれ定めることとなっています。
文部科学省 平成22年度国立大学の授業料、入学料及び検定料の調査結果についてより引用
また、各大学の裁量で値上げができるようで、標準額の81万7800円以上の初年度総額費用が掛かる大学もありました。
90万円以上の初年度総額費用が掛かる国立大学
90万円以上の初年度総額費用が掛かる国立大学は、
- 千葉大学
- 浜松医科大学
- 徳島大学
上記3大学でした。
国立大学で4年間に掛かる学費
先ほどお伝えした通り、国立大学の入学金・授業料の標準額を文科省が設けているのですが、そのおおよその金額が下記の引用です。
文部科学省 国立大学の授業料標準額の改定について(案)より引用
国立の授業料は平成17年から変動はないようです。
ただ、平成元年から平成17年までの入学金や授業料を見ると3年に1度は金額が上がっているようです。
2022年は円安や物価高騰等もあったため大学の運営を継続するためにも今後、学費の改定があるかもしれませんね。
授業料を53万5800円で計算すると、
国立大学の4年間にかかる大体の費用は、
約242万5200円となります。
トータルを見てしまうと高額のように感じるかもしれませんが、
授業料は前期・後期に分けて振り込みますので、なんとかなる金額かもしれませんね。
公立大学で4年間に掛かる学費はいくらか
公立大学は、地方自治体が作った大学が多いです。
例えば、千葉県立保健医療大学だったら設置したのは千葉県になります。
大学により、県ではなく市や公立大学事務組合が設置している場合もあるようです。
そのため、公立大学は大学のある地域に居住しているか・居住していないかで入学金が変わります。
文部科学省 平成21年度学生納付金調査結果より引用
上記は平成21年度の調査結果のため、少し古い資料となりますが、公立大学の平均入学金と授業料がわかります。
引用した「文部科学省 平成21年度学生納付金調査結果」のページ下には個別に公立大学の入学金と授業料が一覧で見られるので、興味があれば文科省ページを覗いてみてください。
公立大学の学費も少しずつ増えているのがわかりますね。
公立大学の初年度総額費用もだいたいは国立大学と同じ81万7800円なのですが、
県外者だと県内者の入学金よりも
14万1000円又は28万2000円高く設定している大学が多くみられます。
そこで、初年度総額費用が国立大学と異なる大学を金額ごとに分けてみました。
ただし、下記は県内者が合格したときに支払う学費なので注意してください。
初年度総額費用が100万円台
- 名寄市立大学
初年度総額費用が70万円台
- 青森県立保健大学
- 岩手県立大学
- 敦賀市立看護大学
- 福井県立大学
- 三重県立看護大学
- 大阪市立大学
- 島根県立大学
- 高知県立大学
- 大分県立看護科学大学
- 宮崎県立看護大学
- 名桜大学
初年度総額費用が60万円台
- 札幌市立大学
- 東京都立大学
公立大学で4年間に掛かる学費
公立大学で4年間に掛かる学費を計算しようと思うのですが、
金額は文部科学省の平成21年度学生納付金調査結果公立大学平均を参考にします。
公立大学の4年間にかかる大体の費用は、
254万9248円となります。
国立大学と変わらないように見えますが、
大学により全く異なるため国立大学よりも学費が高い場合もあるし、低い場合もあるため気になる大学のホームページで確認が必要ですね。
また、公立大学の入学金や授業料を知りたい!という方には文科省から一覧が出ています。
ただし、一覧には看護大学以外も載っているため注意が必要ですが、参考に☟
さいごに
今回は、社会人入試を設ける国公立大学(看護学部・看護学科有)の学費を比較してみたのですが、いかがだったでしょうか?
思ったより高い?安い?
これなら来年度から通える!・まだ仕事で学費を稼がないと!
など色々な意見があると思いますが、学費の参考にしていただければと思います🌟