「将来看護師になる決心は付いたけど、学校が多くて選びきれない…。でも、絶対に後悔はしたくない…!」
看護師になりたいと思ったのは良いものの、学校選びに苦戦していませんか?
私の場合は一度会社を退職し学生になったので、高校生から直接学校に進学するときよりも
後悔は絶対にしたくない!という気持ちや不安と期待が渦巻いていました。
今回は、私が学校を選ぶ際に注目したポイントを押さえていきたいと思いますので、
今後の受験先を考える上で1つでもヒントになることを願います🌟
看護学校を選ぶ決め手その1.学費
まず、看護学校を選ぶ上で大切なポイントの上位に学費を挙げます。
もし、学費を親御さんが全額支払ってくれるのなら決め手の上位には入らないかもしれませんが、
学生の間に奨学金を借りたり、バイトで稼いだお金を生活費に当てたり、
社会人のうちから貯金していたお金を切り崩して学費や生活費にするといった学生生活になりそうなら、
3年間若しくは4年間にいくらほど学費や生活費がかかるか予測する必要があります。
なぜなら、必ず無利子の奨学金を借りられるとは限りませんし、
病院からの奨学金を借りる予定が、働きたい病院が他に出てくる場合もあれば
専門学校卒業後すぐに助産師を目指すために改めて進学したい
なんてこともあり得ることです。
また、数か所から奨学金を借り返金額が多いため働けど返済額が減らないなんて壁にぶち当たったり、
せっかく入学できたけど進学できず退学する、
資格を活かして勤務していたが心の病等で職場を離れなければならなくなることも大いにあり得るのです。
私も保健師として勤務していましたが、適応障害と診断され職場を去った経験があります。
良い意味でも悪い意味でも何が起きるかわかりませんよ~。
(1)大学などの教育費用の負担感について
① 大学などの教育費は、家計にとっては大きな負担である
「大学などの教育費は、家計にとっては大きな負担である」という考え方について最も近い考え方を聞いたところ、「そう思う」とする割合が 89.5%(「とてもそう思う」54.7%+「そう思う」34.8%)となっており、全体の大多数を占めている。
2.大学・短大・高専・専門学校などの教育費用の負担及び財政支援のあり方に関する認識について (1)大学などの教育費用の負担感について 高等教育の教育費負担等に関する
世論調査(モニター調査)業務 より引用
上記は文部科学省の「奨学金事業の充実」ページの報告書内の一部です。
このWebアンケートは25歳から64歳の男女を対象としているようですが、約90%以上の方が
「大学などの教育費は、家計にとっては大きな負担」と感じているんですね。
奨学金を借りている期間はさほど感じませんが、奨学金を返すようになると身に染みてくるのではないでしょうか。
とは言え、医療系の国家資格を取れば職場には困らないので時間は掛かりますが返済は可能です。
しかし、お金問題は大変重要。
行きたい学校がすでに決まっているなら、学費をもう一度確認しましょう。
そうすれば、「将来、働いたときに学費分は稼ぐぞ~!」なんて目標ができます。
学校を選ぶ段階の方、特にご自分で学費を支払う方は必ず学費をチェックしましょうね🌟
看護大学や専門学校の学費を比較した記事も作ったので、
参考にどうぞ☟
看護学校を選ぶ決め手その2.国家試験の合格率
何のために看護学校に通うのか、目的をしっかり持つこともブレずに学生生活を送るキーとなりますね。
新しい友達をつくってワイワイするためですか?
授業よりもバイトに明け暮れる日々を過ごすためですか?
学生生活を充実させるためにはこれらも凄く大切です。
ただ、あなたの最大の目的とは異なりますよね。
皆さんの最大の最上級の目的は、看護師又は保健師・助産師国家試験に合格すること🌟
そのために苦しい校内実習や病棟実習、いくつもの試験を突破する必要があるのです。
ただ、学校により学年により国家試験の合格率が異なります。
そのため、学校に入学する前段階から必ず国家試験の合格率を確認しましょう。
先生方がどれだけ熱心に対応してくれるのか、
自分ひとりだけではなく周りの友達も自分と同じような雰囲気で真面目に試験に向き合えるのか
そんな想像を国家試験の合格率から想像していきましょう。
合格率は必ず学校のホームページに掲載されているので目を通してくださいね。
そして、入学するなら国家試験の合格率が高いに越したことはありませんよ🌟
看護学校を選ぶ決め手その3.入試科目の内容
学費面も何とかなる、国家試験の合格率も良い!よし、ここに決めた!
と思って偏差値や入試科目を確認すると
一気に「私なんかじゃ入れっこない…」と急に怖気づいてしまうこともありますよね。
私もその一人でした。
ただ、合格する可能性0%ではないので、やれることを今からコツコツを行うことで自信もつきますし、
合格にも一歩ずつ近づきます。
ただ、独学だけでは難しい場合もあると思います。
私は退職後、社会人入試や編入性が通う予備校に数か月通い、編入を目指す現役の学生さんや
社会人入試を突破するという共通した目標のある同士と共にひたすら机にかじりついていました。
東京都の高円寺にある予備校です、懐かしい(*^^*)
これまでに、大学入学のためにセンター試験等を受けたことのある経験があれば一般選抜にチャレンジするために勉強すればよいでしょうし、
大学でも社会人入試や専門学校のみに絞り、必要な勉強を短時間で行う方法もあります。
全ては自分との戦いになるため、自分にどのような勉強方法が合うか見極め進んでいくことが重要かと思います。
社会人が看護学校に入学する方法を3つ挙げました☟
看護学校を選ぶ決め手その4.看護師以外の資格が取れる
そして最後は、看護師国家資格以外の資格が取れる学校への進学や、自分にしかない強みを身に着けることです。
「え?金銭的にカツカツだし、大学進学は無理だよ!」
という声が聞こえてきそうです。
大学や保健師、助産師養成学校に行くことが金銭的に、時間的に、偏差値的に等の理由で進学が難しい方がいらっしゃることも分かっています。
そのため、私は『いつまでに』という期限を設けていません。
来年度の大学受験が難しいのなら、今目指している学校で十分です。
無理のない範囲で、でも塀の外を少し覗くくらいの背伸びをして受験先を決めてください。
ただ、看護師国家資格のみだと学生の間の実習中や将来働いていている際に
どうしても看護師として働き続けることが苦しくなったり
方向転換したいときに潰しがきかなくなる可能性があるということを頭の隅の隅に置いておいてください。
もちろん、看護師として働くことのできる場所、病院やクリニック、正社員やパート等の今のあなたに合った雇用条件を見つけ転職し、
働きやすい職場を見つけることは他の職種より安易かもしれません。
ですが、もう一つ資格や強みを持っていると看護師以外の仕事に巡り合える可能性があります。
例えば私の場合ですが、看護師として将来勤務しようと漠然と考えていましたが、
1つの病棟実習がトラウマとなり絶対に病棟の看護師にはなりたくないという経験をしたことで、
何が何でも保健師の授業を選考し国家資格も取って選択の幅を広げる決心につながりました。
この選択をできたのも、大学に入学していたからこそできた選択だったと思います。
根性が無いという方もいるかもしれませんが、我慢して病棟に出ていても長くは続かなかったと思うので、私の選択に後悔はありませんし
もし看護師国家試験しか受けられない環境に身を置いていたら、
学校をドロップアウトしていた可能性も否めません。
苦労して看護師国家試験に合格しても数年で看護師の職場から身を引き、他のお仕事をする方の中には
看護師として働く限界が見えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときに看護師以外の資格を持つことで道が開ける可能性があります。
私の友人は保健師として行政に努めた後、看護師として病棟勤務したり
助産師として働いた後に、高齢者施設で一時的に看護師として勤務したりと
職場により異なる責任や関係性を楽しんでいるように見えますし、何より選択肢が広がり様々な職場を楽しんでいて輝いています。
このように他の資格や強みを持っていると人生の岐路に差し掛かったときに、思いもよらぬ新しい道が開ける可能性が広がります。
もちろん、保健師や助産師国家資格もあなたの武器になりますが、他の資格や強みだっていいんですよ。
例えば、
語学のスキルを身に着けて将来は海外インターンシップを利用し病院に勤める・資格を取る
私のように何か情報を発信したいからブログや動画編集のスキルを身に着ける
ケアマネージャーや臨床心理士、認定看護師の資格を取る
などなど。
すぐに役に立たない強みだっていいんです。
一番つらいのは、毎日自宅と職場の往復のみとなり頭の中にいつも“仕事の情報”がこびりついていることです。
それをなくすために、他の資格や強み、なんだったら趣味を学生生活や看護師として勤務する中で見つけられると良いですね🌟
さいごに
読んでくださり、ありがとうございます(*^^*)
今回は、卒業後の働き方について今から想像を膨らませつつ看護学校を選び、受験してほしいと考え
あえて看護師としての働き方、看護師以外の資格や強みを見つけた働き方についても触れました。
受験後の看護学生生活も楽しいだけではなく苦労や困難にぶち当たることがあるけど、
働く中でも然り。
そんな時に、自分自身を支えてくれる糧を手にしていると思いもよらぬ方向に人生が動いていくことがありますよ🌟
受験、応援しています!