「将来、看護師になるには社会人入試を突破し看護学校に受かろう!でもどの時期から何を勉強すればいいんだろう…」
進む方向は決まったけれど、一歩を踏み出すには情報が少ないことってありますよね。
特に社会人は現在進行形でお仕事をされている方が大半だと思うので、お仕事とお勉強の両立が大変だと思います。
そこで、私が社会人入試を乗り切った日から遡り、勉強方法だったりこの情報は必ず把握しておこう!という部分をお伝えしていきます。
社会人入試を受ける前に把握しておくと合格にグンと近づく3つのこと
看護学校の種類を把握し学校を選択する
まずは、自分自身が進みたい学校を探す必要がありますが、ひとくくりに『看護学校』と言っても社会人が入学できる学校は
大学・短大・専門学校
と、大きく分けて3つに分けられ、この突破する入口を絞る必要があります。
入口を絞る理由は
通学期間や臨床を重視した技術を学校で学ぶのか、研究や教育、看護師以外の資格もとるのか、学費面など色々とありますが、
最も重要なことは
目標に向かい社会人入試日まで勉強をやり遂げる
にはターゲットを絞ることなのです。
経済的な問題、時間の問題、家庭の問題と各々あると思いますのでじっくり考えてくださいね。
大学・短大・専門学校の違いをまとめているのでもし迷われている方がいらっしゃれば
こちらをどうぞ☟
学校により学費が全く異なります。国公立大学・市立大学を比較したり、学費が安い専門学校も載せていますので
よければこちらもどうぞ☟
少なくとも願書提出3か月前には準備を始める
社会人入試を受験するには、まずは出願期間に求められる願書を提出する必要があります。
出願期間は学校により期間や時期は異なりますが、
おおよそ入試日の一か月半前から願書受付期間が開始され、必着となります。
この出願書類は、学校により求められる書類が異なりますが
- 志願書
- 受験票
- 卒業証明書
- 写真票
- 志願理由書
- 検定料
これらの書類はどの学校でも求められる書類です。
その他、住民票や戸籍謄本、英語のスコア等を求められるケースもあります。
特に時間を要する書類は『志願理由書』ではないでしょうか。
志願理由書には
- 学歴
- 職歴
- 高校卒業後から今日までの社会人としての歩み
- 社会人として主体的な・協働した取り組み
- 志望理由
- 本学で何を学びたいか
- 社会人の経験をどのように活かすか
など、学校からの問いに対し応えていきます。
ちなみに、私が受けた大学の志望理由書は
表面に400字程度、裏面に800字程度の記述をしなければならず、
1度目の受験の際は志願理由書でくじけそうになったのをはっきりと覚えています。
勉強以外に最も時間を有する書類と言えるでしょう。
最低、願書提出3か月前から勉強には手を付け、書類提出締切日の1か月半前頃から少しずつ内容を練るとよいかもしれません。
受験は志願理由書によって決まると言っても過言ではない
皆さん、お気付きかと思いますがこの志願理由書に力を入れられるかで、この受験結果が決まると断言してもよいでしょう。
なぜかというと、先生方は大学で授業を教えている過程で生徒と直接関わったり、学会で研究を発表する看護のプロです。
そんな毎日書類や資料に目を通している・ご自身で論文を作成している方が、
志望理由書を読めばたった3行そこらで私たちの受験に対する熱量なんておちゃのこさいさいで見抜くことができるのではないでしょうか。
なので、嘘はいけませんが自信を持って自分を学校に売り込む内容を記載することが大切です。
それも、志願理由書は手書きなので、ナヨナヨとした字で書いちゃだめですよ。大きくはっきり力強く書くとよいかもしれません。
先生方の年齢を考えると老眼ってこともあり得るのでね…🌟
また、志願理由書を練りに練っていると、受験日当日の面接時に役に立ちます。
面接では、「志望理由を教えてください」という内容を必ず聞かれるため
その時に、志願理由書に書いた内容と書ききれなかった理由を肉付けし伝えればよいのです。
もしも、志願理由書に記載した内容と面接時に話した内容が異なる場合は面接時に
「志願理由書に書いた以外にも志望理由がございます。それは…」と、志願理由書内の内容と共に新たな理由を述べれば良いでしょう。
とにかく、志願理由書を練ると、
志願理由、どんな医療従事者になりたいか、なりたいと思ったきっかけ、短所・長所等色々と考えることが溢れてくるので、
将来像を具体的にイメージでいる良い機会となり、モチベーションも上がると思います。
逆にモチベーションが下がってしまうとなると、もしかしたその学校に行きたくない理由や一歩踏み出せない理由が見えてくるかもしれませんね。
社会人入試は受験日が異なれば何校受けても良い
実は、社会人入試は学校により受験日が全く異なります。
もちろん国公立大学は同じ月に受験日を設けていることもありますが、
一次試験は一週間から数週間ずれている場合もあるため、気になった学校の受験日を把握し、スケジューリングしておくとよいかもしれません。
日程はホームページや入試要項に記載しているので、資料を取り寄せたりオープンキャンパスで学校の雰囲気を確認しつつ、把握しても良いですね。
オープンキャンパスで確認する内容についてはこちらをどうぞ☟
社会人入試の勉強方法
小論文対策はマスト
『社会人入試と言ったら小論文』と言っても過言ではないです。
どの学校でも必ず社会人入試の試験項目には小論文が入ります。
なので、小論文対策はマスト中のマスト!
ただ、作文とは異なりますし書いたことがないと手こずる可能性大です。
参考書もたくさん販売されているので、一冊手に取ってみるのも良いと思います。
ただ、必ず看護医療系の小論文の参考書を手にしてくださいね。
基本的な小論文の書き方だけを学ぶ分には看護医療系に特化しない参考書でもよいですが、
看護医療系に特化した参考書でないと、例題が全く異なったり押さえたいキーワード等も異なるので注意が必要です。
まずは小論文を書いてみる
小論文の型をまずは抑えましょう。
起承転結
序論・本論・結論
このどちらかで書くことになると思いますが、私は序論・本論・結論で書いていました。
そして、例題を基に一度書いてみましょう。
下記は社会人入試限定ではありませんが、小論文テーマの一例です。
医療・看護系 過去5年間の出題分析【小論文】 看護系学校を目指すなら!個別指導スクールIEより引用
近年は、ヤングケアラーや高齢社会(例えば老老介護等)も話題ですね~。
朝の時間帯だけでも良いのでエンタメニュースではなく時事ニュースを見るクセを付けておくとよいかもしれません。
N◎Kニュースは時には医療系の内容を深掘りしてくれますし、新聞でも情報収集できます。
小論文を書く中で、既定の文字数内で少なすぎることなく多すぎることなく書けるのか
時間配分はどうか
文字は読みやすいか
誤字脱字は無いか
キーワードを入れられたか
等をチェックします。
キーワードが思い浮かばないならば、看護医療系の小論文参考書で情報を入手するでもよいですし、
時事対策をしたければ公務員試験の際に活躍する「速攻の時事」で押さえるのも良いと思います。
速攻の時事には厚生のページに医療・福祉に関する内容が盛り込まれていたと思うので、日本の医療・福祉の社会の動きを追えると思います。
※厚生のページだったかはうる覚えなので購入前に要checkしてください
もしも、納得のいく小論文を書けたのなら他の科目の勉強をすれば良いですが、
思うように小論文が書けない…💦という方もいらっしゃいますよね。
私もそうでした(;^ω^)まず、序論本論結論の構成がわからないという状態からのスタートでしたからね。
ずっと小論文のみの対策というわけにもいきません。面接対策や他の科目の勉強もあります。
なので、もし自信を持てなければ最終手段です。
予備校に頼ることも視野に入れましょう。
小論文に自信が無ければ予備校も視野に入れる
予備校って学費も掛かるし、仕事もあるので遠回りのように感じますが、やはりプロに学ぶって一番の近道だと私は思います。
何が良いって、
小論文の書き方の基礎から教えてくれますし、
添削だってしれくれます。
この添削がとても重要です!!
自分では完璧に書けたと思っていても読み手に伝わらない場合ってあるんです。
上手く書けたと思っていたのに、添削後に返された用紙は赤ペンだらけなんてことはたくさんありましたよ。
たくさんたくさん、失敗し落ち込みました。
でも、1枚目より2枚目の小論文の方が出来は良いです。その繰り返し。
そして、予備校は今までの社会人入試の過去問題を保存している場合もあります。
もうね、これは入試において大きいですよ~。
過去問を解くことでその学校の方向性が少し見えたり、独特のクセなんかを把握することができる可能性があります。
「この年齢から予備校に通うなんてハードル高すぎ💦」と感じるかもしれませんが、
思ったよりも同じ年代の方が通っている姿を見て感化されたり、若いエネルギーを肌で感じるとてもよい機会になることもあります。
ちなみに、私は会社員を辞め数か月予備校に通いました。
周りがどんどん合格をもらう中での勉強は苦しい時もありましたが自分自身に集中できる良い機会だったと前向きに捉えられています🌟
社会人入試の英語の勉強方法
社会人入試に焦点を絞りブログを書く中で、多くの学校の社会人入試要項に目を通しましたが、
英語を必須としている学校が数年前よりも多くなったように感じています。
私も社会人入試を受けるので、改めて英語の文法や単語を勉強しました。
その時に使った参考書を少しご紹介します。
- 中1英語をひとつひとつわかりやすく。 山田 暢彦氏監修
- 英文読解入門基本はここだ! 西きょうじ氏著
- システム英単語
- 総合英語Evergreen
ひとつひとつわかりやすいくシリーズは中3まであるので全ての文法を頭に叩き込みます。
この基礎ベースと単語力がないと中々次には進めないんですよね。
ただ、受験の際に英語に触れておくと入学後の英語の授業で少し楽かもしれませんね。
社会人入試の面接対策
小論文や他の科目に続き重要試験科目は面接ですね。
とにかく本番は緊張しますし、変化球な質問を投げかけられることもありますが自分自身の熱い思いを伝える機会はこの面接しかありません。
面接対策としては、私はボイスレコーダーを使い練習していました。
どの部分で声が揺れるのか、詰まるのか、自信の無さが声色でわかるので何度も何度も取り直します。
そして、移動の時などは何度も聞いていました。
一語一句暗記する必要はありませんが、この質問が来たらこう答えるというに大まかにでも記憶しておきたかったです。
質問内容は、
- 志望動機
- 入学後の抱負
- 自己PR
- 長所・短所
- 会社員時代に何を学び、その学びを今後どう活かすか
- 気になるニュース その理由
- 周りにどう思われているか
- 将来の進路
などなどです。私が受けた大学の面接では圧迫面接は無く、終始穏やだったように感じます。
ただ大学は3対1の面接が多く、中央に座る先生は看護学科のトップだったりするのでたまにピリッとしますし、
まぁとても緊張しますが自分を売るチャンスでもあるのでワクワクしました(#^^#)
社会人入試では繰り上げ合格する場合もあるので気を抜かないで
学校にもよりますが、その他に数学や現代文等も試験科目に入る場合もあります。
とにかく社会人は時間が無い中で試験対策時間を生み出さなければなりません。
時にはくじけそうになったりします。
ただ学校によっては、社会人入試は繰り上げ合格する場合もあるんです。
例えば、合格者が辞退した場合などです。
なので、だめだ…できない…と思わず自分を最後まで信じて突き進んでみてください。
もし今年の合格が難しければ来年受ければいい。
第一志望だった学校に受からなくても、第二志望の学校で楽しく勉強に励むことができるかもしれない。
とにかく、諦めずにコツコツと積み重ねることで、いつか桜が咲きますし学校を卒業した後のあなたを支えてくれると思います🌸