前回のブログ記事では、約半年かけて行った体外受精に関する治療、主に採卵についてを書きました。
今思い返しても採卵後の便秘や痔は辛かったですね…。
転院や採卵に関する内容はこちらをどうぞ☟
今回は、10月末に行った移植と、移植後の体調の変化、そして結果についてお話ていきます🌟
胚移植周期開始時は月経3日目までに受診し、移植日が決定
ついに、待ちに待った胚移植周期に突入です。
10月に受診した回数は、3回。
採卵した受精卵の結果を聞きに行ったのと、月経が始まった後と、移植日当日だけでした。
採卵に向けた受診の際は、
「何個たまごがとれるかな」
「受精してくれるかな」
「便秘になって辛いんだよな」
と、不安と緊張が入り混じり少し後ろ向きなこともありましたが、今回は
「ついに移植に向かっていくのか!来月には妊娠しているのかな?」
と、何とも言えない少しフワフワした気持ちになり、ちょっとだけ受診が楽しみになりました。
採卵した受精卵の結果を聞きに行った際に、次回の受診予約についての説明がありました。
私が通うクリニックでは、胚移植周期開始時の予約は月経3日目までに受診してくださいとのことでした。
なので、私は生理初日に、クリニックに電話し予約をとりました。
胚移植日の約2週間前に受診し、ついに胚移植が決定!
受診時に、内診室で子宮内部の状態を確認し、診察室に移ります。
そして、医師から「この日に移植しましょう!」とお話があり、仕事の調整が効く日だったため、ついに胚移植日が決定!
その後、別室に呼ばれ看護師から移植日、移植後までのお薬についての説明と当日の説明がありました。
お薬は、
- エストラーナテープ(引き続き継続)
- ルトラール(胚移植当日6日前から服用)
- ルテウム(胚移植した翌日からの薬。ルトラールに変わる膣剤)
ルトラールは飲み始める日と時間が決まっていて、移植日に影響が出るお薬のようでした。
ルテウムは、移植後のルトラールに変わるお薬なのですが、移植翌日から2回/日(朝・夕)に膣に入れなければならず、これが地味に辛かった…。
というのも、ルテウムは膣内に浸透するのに時間がかかるようで、入れてすぐに動き回ると膣外にスルッと出てきやすいみたいです。
入れる時間は決まっていなかったため、夜は寝る前と負担はすくなかったのですが、
朝は行動30分以上前に起きてルテウムを入れなければならなかったです。
で、心配性というか過敏な部分がある私は、その前に目が覚めてしまったり、ルテウムを入れた後、ウトウトもできなくなりとてもストレスを抱えることになりました。
そのため、起床する1時間半前に目覚ましをセットし、ルテウムを入れた後にまた眠るというサイクルに辿り着きました(;’∀’)
その方が、“また眠れる”という安心感がありました(;^ω^)
胚移植当日と、その後の体調の変化
いよいよ胚移植当日です。
当日は何があるかわからないため、一日お休みをいただきました。
私が通うクリニックの胚移植開始は、午後1時からのため12時30までに病院に到着しました。
採卵したときと同じリカバリー室、手術室ですが、受精卵を身体に戻すというワクワク感がありました。
その日は、私を含め5人の患者さんが胚移植のために受診していて、私は4人目でした。
手術時は、特に病衣に着替えることもなく、スカートのまま手術台に上がりました。
そして、胚移植自体は5分くらいで、本当にあっという間に終わりました( ゚Д゚)早!
手術台に座った場所近くに画面があり、その画面にエコーをあてた子宮内が映し出されます。
培養士さんと医師が協力し、カテーテルで受精卵を子宮内に送り出すときに、一瞬ですが受精卵が白く映り、
子宮内で白く映ったたまごがじっとしているのが見えました(#^^#)
(じっとしているのは当たり前!動くわけないやろ~笑)
ここで感動し、涙する方もいらっしゃるようですが、私は心の中で「おぉぉぉぉお!」と思っている最中に、
医師の「無事移植できました」という言葉で現実に引き返されたという感じです笑
それよりも、胚移植時にはカテーテルを入れやすくするためにある低で尿を溜めなきゃいけないのですが、
その尿を溜めた状態で移植時にお腹をグッと押されるので「おっとととと!漏れないように注意だ💦」という気持ちが大きかったです(;^ω^)
移植後に、今回移植した受精卵(4AA)の写真をいただき手術は終了しました。
その後はすぐに自宅へ戻り、仕事の準備等をしたりお菓子作りのためキッチンで立ち仕事をしました。
夕方に近づくにつれて体温が高いように感じました。発熱しているという感じではなく、基礎体温が高い感じって言ったら良いですかね。
シャワー後は腰回りが痛くなってきたので、夕食後は横になりリラックスして過ごしました。
胚移植から、結果を聞きに行くまでの体調ですが、若干基礎体温が高いような気がするということと、乳頭がヒリヒリするなくらいで、
胸が張ったりするような症状は特になかったです。
エストラーナテープの副作用に乳頭膨満感が入っているため、私が感じた乳頭の違和感も副作用が理由かなと思っていました。
胚移植の結果を聞きに行く 結果は…
胚移植から13日後、ついに移植結果を聞くための受診日となりました。
主人のまめ太郎と話し合い、フライングはせずに医師から直接話を聞こうと夫婦で決めました。
結果を聞く前の私の心境は、
「何も体調の変化がないから、陰性かな…」
という気持ちと
「体外受精までやって、陰性ってことは無いでしょう!受精卵のグレードも4AAだよ!陽性に決まってるじゃん!」
という気持ちがいったり来たりしていました。
私が通うクリニックの妊娠判定は尿検査となるので、採尿カップに尿をとり提出。
待合室で待っていましたが、10分も掛からずに呼ばれたと思います。
そして医師からは
「妊娠しているなら、濃い線が出るけどとっても薄いね。
今、薄くても妊娠継続する方もいるし、また一週間後に受診してください。
その時に、hCGの血液検査をしましょう。」
とのことでした。
そして、一応薄く線は出ていたため、妊娠が判明した方に配っているリーフレットをもらいましたが、
私の直感が『今回の妊娠継続は難しいよ。妊娠もできていないんじゃないかな』と言っていました。
受診した夜、まめ太郎が帰宅し結果を報告。
私の中で、少し期待していた部分も正直ありました。だって、グレード4AAなのに、なのになのに妊娠継続できないの~!?という感じ。
残念という感情があったのも確かでしたが、なぜか涙は出ず一週間後の結果が陰性でも、次に進もう!という気持ちがなぜか大きかったです。
私としては、不妊治療の中でもタイミング法や人工授精の時の方が今回よりも期待度が大きく、特に苦しい時期が長かったので、
その時期に比べれば初めての体外受精でしたが、気持ちを一定に保つことができていたんだと思います。
さらに一週間後、結果を聞きに行く その後の体調
何食わぬ顔で仕事を続け、前回の受診から一週間が経ちました。
今回は、hCGの数値を見るために血液検査を行いました。
そのhCGの結果は、1.00mIU/㎖ということで、着床はしたけれど育たず体内に取り込まれたとのことでした。
一週間の間の体調も特に変わらなかったため、そうだよなぁという一言が浮かびました。
今まで続けていた薬を辞めれば2~5日後に生理が来るため、次回も移植の希望があれば出血が多い日を生理2姫として、エストラーナテープを貼り、生理9日~13日に受診をとのことでした。
そして、受診日夜から今まで続けていた薬を辞めると、3日後に生理が始まりました。
が、思っていた生理よりもかなり重~い生理でした。
下腹部がいつもより痛み出し、夜寝ていることもできずにトイレと寝室をウロウロ…。携帯を見ますが集中できないくらいの痛みで、久しぶりに鎮痛剤を飲みました。
横になっていましたが、痛みがが激しいのでまたトイレに行こうと立った瞬間、ドロッと何かが膣から出る感触がありました。
「あ、多めの血が出たのかな」と思い、ショーツを下げると
粘膜のようなものに覆われた3㎝程の半透明なジェリー状の塊がありました。
一瞬、「え………」と言葉が出なかった。
医師には、受精卵は体内に取り込まれたって言われたけど、
出てきたのは、子宮内に戻した成長が止まってしまった受精卵だったんじゃないかなと思っています。
お腹で大きく成長させてあげられなくてごめんね。
排出されてからは、腹痛も治まり眠ることができました。
振り返ると、初めての体外受精でしたが色々とあったんだなぁと感じます。
私が忘れないためにも記事を書いていますし、
不妊治療している方にとって少しでも役に立つ記事になってほしいと思い、今回は生々しい表現が入る部分も包み隠さず書きました。
次回は、2回目の体外受精について綴ろうと思います。
読んでくださり、ありがとうございます。