不妊治療

アシステッドハッチングと高濃度ヒアルロン酸含有培養液を使って2度目の体外受精!受精卵の写真あり

2023年10月末、人生で初めてとなる体外受精の移植を行いましたが、結果は実らず…。

初めての移植経過やたまごのグレードについて触れた記事もあるので、よければどうぞ☟

【初めての体外受精】胚移植当日のこと、移植後の体調や、判定結果について 前回のブログ記事では、約半年かけて行った体外受精に関する治療、主に採卵についてを書きました。 今思い返しても採卵後の便秘や痔は辛...

今回は2度目の体外受精についてお話していきたいと思います。

1度目の移植から約1か月半後の12月中旬に2度目の体外受精を決行!

10月末に1度目の移植を行い、hCGの結果を聞きに受診したのは11月中旬でした。

その後、2度目の移植に向けて12月に受診した回数は1度きり。

お薬の説明と、移植日の説明を受けてあっさり終わりました。

お薬は、

  • エストラーナテープ(移植前から移植後も継続)
  • ルトラール(胚移植当日6日前から服用)
  • ワンクリノン(胚移植した翌日からの薬。ルトラールに変わる膣剤)

この3つを処方されました。

エストラーナテープとルトラールは一度目の移植時と同じ薬でしたが、今回は膣剤のルテウムからワンクリノンに変更となりました。

私の感想ですが、ルテウムよりもワンクリノンの方がストレスが少なかったです🌟

ワンクリノンは1日に1回、午前中に注入するだけで、時間も決まっていなければ注入後すぐに動いて良いので、朝早く起きなくてOK!

凄く気軽に移植後生活できたのを覚えています♪

受診の際、医師から移植日について提案された日が平日だったのですが、研修や会議がびっしり入っている週だったので頭を抱えました(;O;)

どうしても仕事を休めない週だったため、恐る恐る土曜でも良いですか?と医師に質問すると、すんなりと決定🌈

ただ、私が指定した土曜が医師が提案する移植日から数日後だったため、移植に何か悪影響(移植が上手くいかないんじゃないかと思ってしまった)があるかなと心配になってしまい、薬を処方してくれる看護師に相談しました。

すると、移植できる期間は決まっていて、その期間に移植するなら悪影響はないから安心して移植を受けてくださいとのことでした。

これでようやく安心して体外受精本番を迎えることができる準備が整いました。

2度目の体外受精当日とその後の体調の変化

体外受精当日と、受精卵のグレードについて【写真あり】

待ちに待った2度目の胚移植当日です。

一度経験していますし、当日の受診時間も一度目と変わらなかったため、気持ちは落ち着いていました。

胚移植は手術になるため当日は運転できないので、主人:まめ太郎が車で送迎してもらい、リラックスしてクリニックに向かいました。

が、道中で気付く。膀胱に尿を溜めなきゃいけないのに、全てトイレに流してきてしまったということを🚻❢

これは移植に響いてしまうと思い、慌てて水をガブガブ飲み始める私。

今回も胚移植を受ける患者さんは5人。私は3人目ということもあり、無事尿も溜まり移植を受けることができました(;’∀’)

今回の受精卵のグレードは4AB。

もしも今回の移植で結果が出なかったら次回は2個同時に受精卵を戻そうという話になっていました。

そして、今回の移植ではアシステッドハッチング高濃度ヒアルロン酸含有培養液を導入しましょうと医師から提案があったため、お願いしました。

アシステッドハッチングとは?☟

胚移植の前に胚の周りを覆っている透明帯を酸性の薬品、機械的方法あるいはレーザーなどを用いて、菲薄化させたり穴を開けたりして、透明帯から胚の脱出を助けて着床率を上げる方法。

不妊治療の実態に関する調査研究 最終報告書 6) オプション検査・オプション治療にかかる料金設定 (株)野村総合研究所 2021年3月


要は、人工的にたまごの殻を少し傷つけて、着床しやすくするお手伝いみたいな感じでしょうか。

高濃度ヒアルロン酸含有培養液は、採卵後、受精卵は培養液につけて移植日まで保存されるようですが、そのときつけておく培養液を高濃度ヒアルロン酸含有培養液にしてくれたみたいです。

私の通うクリニックでは保険が適応し、各3,000円の料金でした。

胚移植を受けている状況は、一度目と変わらずものの5分で終了しました。

特にカテーテルを入れるときに痛みを感じたりすることもなく、先生方に身を任せてモニターをじっと見つめているだけ🌟

今回も感動の涙を流すことなく移植されるたまごをじっと見つめ、無事に胚移植手術は終了です♪

ここで、一度目に移植した4AAの受精卵(左)と、今回の4ABの受精卵(右)の写真を載せます☟

素人にはどこをどう見てAAをつけていて、ABをつけているのかわかりませんが、二回目の移植になるので、すくすくと成長してほしいものです。

アシステッドハッチング後の受精卵の写真はいただけませんでした。

胚移植後の体調の変化について

一度目の胚移植後は、帰宅後にキッチンに立ったり仕事をしたりと多少慌ただしく過ごしていたので、

今回はのんびりと過ごすことを心掛けました。

移植の翌日の朝に、ショーツに少し出血していたのを確認しましたがその他の体調は変わらず。

移植4日後の昼に眠気に襲われるくらいで、いつも通りお仕事してました。

移植6日後、お風呂に入ろうとブラを外すと乳頭のチクチクする感覚がありましたが、前回の移植時にも感じた感覚でした。

その他の症状は今回も特になく、淡々と生活を送っていた感じです。

インフルエンザ!?体調不良のため薬の処方が必要…!急遽フライング検査をすることに!

胚移植から12日後が判定日のため、今回もフライング検査せず受診する予定でした。

しかし、移植から数日後、主人まめ太郎に発熱や咳症状が現れ始め、受診するとなんとインフルエンザの診断が…!

なんてこった💦診断日までまだ時間はありますが、私がインフルをもらう訳にはいかない!!と思っていましたが、徐々に私も体調が悪化。

私も受診が必要かと悩みました。

『もし妊娠していたとして、このまま体温が上がったまま数日過ごすことで胎児に悪影響がある可能性だってあるよね…。

だったら薬で体温を下げた方がいいのかもしれない。

でも、妊娠初期の服薬って色々問題が出るから、妊娠しているか否か判明後に受診した方が適切な薬を処方してくれるはず!』

と、自分の中で答えを出し、急遽フライング検査をすることにしました!!

すると、なんと結果は・・・陽性

わー!陽性!嬉しい!!えー!?本当!?嬉しい!

でも、熱出ちゃってる!薬飲んで大丈夫ー!??医師に相談だ!わー!!

と、慌ただしく揺れる感情🔥

初めての2本線…。まさかこんな体調の中確認するとは…!

まめ太郎にもすぐに報告し、体調の悪い2人でしたが喜びを嚙み締めました🌟

そして、私はすぐに内科に受診し、インフルエンザとコロナの検査を受けましたがどちらも陰性。

ただ、家族にインフルエンザ陽性者がいるため、インフルエンザに効く薬を処方しますとのことでした。

超超超初期ですが妊娠している旨を伝えると、妊婦でも飲める薬を処方してくれました。

早めに薬を飲んだおかげで、まめ太郎ほど悪化することなく症状は改善していきました。

年の瀬、胚移植結果を聞くためにクリニックへ

フライング検査をしたり、発熱したりと思いもよらないことがありましたが移植結果を聞きにクリニックへ。

受診時はすっかり熱も下がっていて、あのとき自力で体調を整えようと思わず内科に受診してよかったと思いました。

私が通うクリニックの妊娠判定は尿検査のみです。

フライング検査をしているので結果は分かってはいるのですが、いなくなっているかもしれない…という不安も抱えていました。

そしてついに、診察室へ。

医師から「おめでとうございます。」と言ってもらえました。

前回とは違う、何とも言えない先生の表情。

尿検査の結果も見せてもらいましたが前回とは明らかに違い線がくっきり出ていました。

尿検査結果の写真を貼ります☟

前回も【🌸妊娠おめでとうございます🌸】という冊子をいただいていたのですが、ほとんど目を通すことができませんでした。

しかし、今回は同じ冊子をもらい、先生からの話を聞き、尿検査の結果を見ていると、本当にお腹に赤ちゃんがいるんだろうなぁと少しだけ感じることができました。

そして、気になっていた質問を医師にしてみました。

それは、アシステッドハッチングと高濃度ヒアルロン酸含有培養液のお陰で今回妊娠できたのか?ということ。

すると先生は、「アシステッドハッチングと高濃度ヒアルロン酸含有培養液のお陰じゃなくて、この子(受精卵)が持つ力です。力があったから妊娠に結び付いた。こういう運命だったんです。」とおっしゃってくださいました。

な、泣ける・・・(;O;)

頑張ってくれたんだね…。

よくぞお腹にピトッとくっついてくれました。

本当にありがとう。

まめ太郎、たまごちゃん、先生、私たちをサポートしてくれた周りの皆様、本当にありがとうございます。

私の不妊治療について

私の1人目を授かるまでの不妊治療の経過については、このページで最後になるかと思います。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

きっと、読んでいる方の殆どが同じように不妊治療をしている方々だと思います。

治療を継続すれば必ず良い結果が実るというわけではない不妊治療。

周りの女性が結果を掴む中、なぜ私だけ妊娠できないのか…と悩むことが私はかなりありました。

そんなとき、不妊治療をしている方のブログやTwitterをよく眺めて勇気や、一緒に頑張ろうという気持ちをいただいたり、

時には残念な結果を読み私も悲しい気持ちになったりしていました。

不妊治療の辛さって経験しないと理解できない部分がたくさんあると思うんです。

安易に周りに相談できないデリケートな問題だし、

治療について話しても「大丈夫、(妊娠)できるよ」と軽く言われると、『あなたは自然にできたからそう言えるんじゃん』とダークな気持ちが湧き上がってきてしまう。

周りに吐き出せないからこそ、追い詰められたからこそ、私は自分を表現できるブログを立ち上げ、経過を綴ってきました。

これまでの不妊治療の記事が少しでもどなたかの役に立っていればいいなと思っています🌟

最後に、体外受精にかかった費用

今回、体外受精にかかった費用は、

42,220円 でした!

たまごちゃん、大きく育ってね~!!